2014年3月9日日曜日

八甲田の東側大斜面に憧れて

3月5日(水)~9日(日)

八甲田はこれまで都合4回出掛けているがどうもお天気の相性が悪い。

最初にテント泊で出掛けた2010年のGWは滞在5日で最初から4日連続ロープーウエーは運休。
雨、霙、雷の悪天が続いた。それでたまらずに転がり込んで「みちのく深沢温泉」を知ることが
できたのだけれど。この時4日目、ガイドクラブのツアーに参加して仙人岱にハイクアップして
小岳から箒場に下りる山越えをやっている。
5日目晴れたが、もう帰る日。南八甲田の駒ヶ峰を登って帰った。

2回目から4回目までは厳冬期の1、2月の訪問だった。
やはりその頃の八甲田だけあって、風雪も強く、ガスって視界もなく、ロープーウエー周辺を
回しながら深い新雪は楽しめるものの山を越え東に大きな斜面を滑る機会は無かった。
2回目の時、前岳と赤倉岳の間の鳴沢台地から北面を深沢温泉と銅像小屋に下りることが
できたが、そのコースも理想は前岳や赤倉岳の山頂から落とすのが真骨頂のはず。

足掛け6年、八甲田の山越えの滑降は僕にとって憧憬になっている。

3月はどうだろう、、、
仕事が2月末の重要ポイントを越え、次のポイントの3月中旬以降の間の3月上旬のタイミングに休暇を宣言した。

3月5日(水)
朝06:20に車で出発。
出発時から雨。盛岡あたりまでずっと降りっ放し。暖気が入ってきているのが分かり、
道中またまた悪い予感。黒石から八甲田に登り、16:00過ぎスキースクールに顔を出し、
17:00に「みちのく深沢温泉」に投宿。700km超のロングドライブ。客は自分一人だった。

3月6日(木)
低気圧が抜けて冬型天候が始まり、山麓で20cmレベルの新雪。風も出た。
ロープーウエーが運航できるかどうかのギリギリのレベル。
午前中、毛無岱から南股山を滑る。気温も低く新しい雪の感触が快感。
午後、火箱沢へ向うも深い雪で外れたスキーが見付からないトラブルもあり、
一般路のフォレストコースを下りた。

3月7日(金)
第一級の寒波で激しい風雪。ロープーウエーは運休。
スキースクールのツアーも午前中は中止。ガンガンの降雪でスキー場でも脛丈のパウダー滑りができる。
ロープーウエー下、第1鉄塔辺りの林間を何度も落として深い雪を楽しむことできた。
そうしているうちにロープーウエーが動き始め、午後は近場ながらカモシカコースに入り
最上の深雪に楽しんだ。

3月8日(土)
昨日にも増して激しい風雪。
今回も東へ山越えの、あるいは前岳からの大斜面を落とす滑降は叶わなかったが、
八甲田らしい深い雪を貰ったののには感謝をしなければいけないのかもしれない。
今回のもう一つの目的地の秋田田沢湖に向かう。会社の″山の家″が田沢湖温泉郷の一画にあり
そこに何人かが集まって酒盛りをやろうという魂胆だ。
城ヶ倉からの下り、城ヶ倉大橋の手前で風雪が強く、視界が全く効かず遭難寸前の状態になり
肝を冷やしたが何とか脱出。今度は東北道の鹿角八幡平-安代間が通行止めで下道を走らざるをえず、
時間はかかったが15時前に到着。秋田、宮古、新潟から8名が集まって到着した途端、
待ってましたとばかり酒盛りの開始だった。

3月9日(日)
厳冬期並み今回の寒波、木金土と3日間荒れてようやく止んで晴れた。行程が3日ほどずれれば
最高だったがそうは問屋が卸さない。スキースクールのガイドの正人君が1週間居れば当たる確率が
上がると言っていたのは本当のようだ。なかなかそんな時間は作れないが、、、
田沢湖エリアは始めてだったので、いろいろウロウロした。
乳頭温泉郷、秋田駒ケ岳、田沢湖畔、、、過度に世俗的に開発されていなくてなかなかいい雰囲気で気にいった。
自宅まで590km。極端な渋滞もなく9時間で19時半に帰着。

 八甲田まで700㎞ ナビは青森市経由をガイドするが黒石から城ヶ倉へ登る
右は城ヶ倉大橋  八甲田へ来た!という情景   
みちのく深沢温泉 
ひなびることこの上なし 
とてもいい泉質である
3泊、この湯を独り占め もっとも宿の爺様と一緒だったけど 
 
 
左は始発のロープーウエーを整備する青森娘達
どこか雰囲気がカーリング娘達に似ている
 
何度も来ている毛無岱 山越えに恵まれない僕にはすっかりお馴染み
南股山にて
ガイドの高杉君、常連の白取氏と
白取氏は二週間単位で滞在している、、、

右は自衛隊のカンダハーのスキー
これで戦いになるのかしら、、、
 
二日目の激しい降り 
田沢湖の山の家 小じんまりとしてなかなかいい 源泉かけ流しの温泉付き
 
乳頭温泉鶴の湯別館 
鎌倉の中に水神様が祀られてあった
どうぞこれからもいい雪を下さいと手を合わせた
 田沢湖 世俗的でなくなかなかよろしい!
 
 左:秋田駒ケ岳            右:岩手山

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