2013年3月20日水曜日

素敵な高気圧が来て 谷川岳芝倉沢

3月17日(日)


9日(土)に阿寺山へ行ったばかりだったが、週央に天気図を見ると週末にとても素敵な帯状高気圧が来るではないか。堪らずにUさんに電話して芝倉沢を提案。Uさんも快諾。

17日(日)に出掛けた。 芝倉沢は一昨年の4月17日に二人で出掛けていて、その充実感が素晴らしかったのでもう少し早い時期にまた行きたいと思っていた。

天神平ロープーウエー駅に06時過ぎ到着。待合室に入れないので06時半のラジオ体操などをやって時間を潰す。07時にロープーウエーが動きだした。

スキーを履いて07:35、天神平を出発。
快晴の空に純白の谷川岳が美しい。帯状高気圧は連結が弱かったようで間に弱い気圧の谷ができて昨夜は数センチの降雪があった。その雪で黄砂の汚れがリセットされている。上天気に人出も多く天神尾根は登山者、スキーヤー、ボーダーの鈴なり状態。

熊穴沢避難小屋の手前の嫌な下りの手前でスキーを脱ぎ、アイゼンを履いた。
天狗の踊り場下でもう一度スキーに履き替え、11:05、肩の小屋着。
天神平から高度差600mを3時間半もかかってしまった。歩くのが遅すぎる、、、2時間半位では登らいといけないのに。途中明らかにグランドシニアと思しき老夫婦に追い越され、見る間に引き離された時は愕然としたがどうにもならい。
一昨年も3時間半かかっている、、、進歩していないのだ、、、

肩の小屋からはアイゼンを履き、スキーを背負って一ノ倉岳へ。
ノゾキまで1時間5分、一ノ倉岳の登りに35分を要し、休憩もあり一ノ倉岳に上がったのは13:25になっていた。この日、何パーティーも一ノ倉岳を芝倉や茂倉に越えたが僕らがやっぱりシンガリになった。

滑降の支度をして、14時過ぎ、標高差1200mの芝倉沢に飛び込む。
昨夜の降雪が10数㎝程吹き溜まった所を狙って滑って行く。
谷が狭くなるノドに差し掛かると雪もザラメになってきた。
その下のS字では武能岳から出たブロック雪崩が谷を埋めていた。
この辺りからは黄砂によるストップスノー。別名、”妖怪板掴み”、一回しっかり捕まって転倒してしまった。
15:00、虹芝寮に出て滑降を終了。

その後春の訪れを感じさせる湯檜曽川河畔を平地滑走して16:30、土合橋で終了。

2度目の芝倉沢も充実度の高い山スキーだった。一年に一度はやりたい素晴らしいコースだと思う。

土合橋から歩いてロープーウエー駅まで車を取りに行ったが、その歩き20分がえらくしんどかった。

谷川温泉の湯テルメに入湯。よいお天気の行楽日和。帰りの関越道は一年でも最大級の渋滞だった。



天神平トップからの谷川岳 


ノゾキから一ノ倉岳への最後の登り 青息吐息だった、、、

一ノ倉岳に立つ 越えてきたオキの耳、トマの耳
 


万太郎、仙ノ倉、平標、、、苗場山
 

これから落ちていく芝倉沢を見下ろす

逆光に雪煙がきれいだ


ちょっとパック気味ながら10数センチのパウダー
昨夜の気圧の谷からのプレセント
今シーズン最後かな、、、

ノドを過ぎてちょっと一息
日本離れした雰囲気だ!

S字を見下ろす
武能からのブロック雪崩が本流まで到達している
 

 


帰路の一ノ倉沢
まだルンゼには氷瀑が連なっているがもうそろそろそれも終わりだ、、、
この時盛んにヘリが飛んだが事故でもあったのかしらん

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