2019年に入り脚の不具合はその程度を深めていった。
右膝の変形による痛みをかばうので右脚が常時曲がって真っ直ぐ伸びない。したがって筋肉が常に緊張していてそれが腰や背筋を引っ張り身に右半身にいつもこわばりがある。右膝をかばって左脚荷重になるので左膝にもいつも拘縮感が出るようになっていた。11月に一反分の稲作の作業を後片付けを含めてすべて終えてそれがいっぱいいっぱいだった。
右膝の手術は11月20日にセット済みであった。
10月24日に術前検査がありDr.Hの診察を受けた時、一応上位脛骨切り術・クローズドエッジでの臨むが直前に関節内部に内視鏡を入れて関節内部や靭帯の状態を検査し、骨切り術式に耐えられるかどうかの最終判定をするが、だめだった場合は人工関節置換とすることを合意した。
そして手術の日。手術台で全身麻酔から目が覚めると人工関節置換となったことを告げられた。
関節外側に残存していた半月板も、前十字靭帯も状態が悪く、温存に耐えられないと判断したとのことだった。今年に入っての状態から想像できたことでもありあまりガッカリはしなかった。
以下 入院と術後の経過。
10月24日(木) 術前検査: 血液、尿、心電図、呼吸機能、X線(胸部、腰椎)
11月 8日(金) 自己貯血(400cc)、CT撮影
9日(土) MRI撮影
18日(月) 入院
20日(水) 手術
21日(木) リハビリ開始 車椅子への乗り降り
22日(金) 膝の曲げ伸ばしを始める
23日(土) 平行棒で歩行
26日(火) 歩行器で歩行開始
30日(土) 抜鉤
12月 3日(火) 歩行器を離れ片杖で歩行開始
5日(木) 30分程度の歩行が可能になり階段も交互歩行で登下降できるようになる
12日(木) 膝の屈折角度120°を達成し、入院25日間(術後22日)で退院
明日で術後1か月となる。
手術からくる右膝の痛みもゆっくりだが日追うごとに少なくなり、歩行時の膝の動きも自然な動きになってきているのを感じている。さりながらまったく自然な動作感や運動に対する強度を獲得するには60~90日はかかるだろう。あまり追い込まずにゆっくり動いていこうと思う。
Zimmerbiomet社製膝人工関節 下部金属はチタン合金 その上に高密度ポリエチレンのプレート 上部金属はコバルトクロム合金 透明部分は脚の骨でありサイドの靭帯も温存して使う 膝のお皿も温存される |
左:正面術前 右:正面術後
術後は脛骨が真っ直ぐになっている
左:側面術前 右:側面術後
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