1.水路の復元
百々川に塩ビパイプを突っ込み取水している 問題は大雨で川が増水した時にパイプが流される(あるいは外れる)ことである |
20年間の放置・不使用は水路を土砂や落ち葉で埋没させてしまった
U字溝の部分はジョレンを使って人力で土砂のかき上げ 竹藪下の流水路は人力では歯が立たずバックフォーで溝を掘った |
竹の根が塩ビパイプの中に入ってパイプを埋めている 引く抜くと大蛇の様であった
U字溝も割れ傾き水漏れしているところがあり新しいものと交換を実施
2.桑の木の伐採
約40aの農地は南側に山を抱え概ね5段の棚面で構成されている
その法面では昔桑を栽培し養蚕をやっていた
生き残った桑の株が今となっては30~40㎝を超える大木となり日陰を作ってしまっている
その本数は60本余
桑の木だけではなく周りの斜面に植えた檜や落葉松が
間伐や手入れのないまま育ち暗い日陰を作っている
それらを一斉に伐採 伐採本数は120本余になった |
農地は見違えるほど明るくなったが大量の材木が発生した
発生した材木の幹や太い枝はすストーブ用の薪にすればいいが 細かな枝が大量に発生して始末が大仕事 細かく砕くチッパーを持ち込んでチップに破砕 堆積し堆肥化する |
太くてなんとか材になりそうなカラマツと桑の木を
隣の集落にある家族経営の製材所に持ち込んで
自家用の材にしてもらうことにした。
とりあえず桑の木は2000㎜x400mmx40㎜の板に挽いて乾燥中
カラマツは製材所で乾燥保管中。
農地の南側はすぐ山でその山は南アルプスへと続く山波である その山から鹿が出放題で我が農地は”鹿の園”といっても過言ではない 野菜などの新芽や若芽はみんな食べられてしまう 鹿の侵入防止を目的としてフェンスを張ることにした |
メンバーになっている諏訪湖CCに張られているフェンスを導入することにした 高さ2m 地面に接している部分には返しもあって猪の侵入も防ぐことができる 農地の西側に百々川が流れていてそこは2m程度の深さがあるので百々川を除く境界すべてにフェンスを張った 延長は250m程になった 車両の出入りもあるので観音開きのゲートも付けた |
4.栽培を始める
百々川が流れその向こうに農地全景 昔からこの田畑のことを百々(どうどう)と呼んできた 称して「百々ファーム」 |
(1)畑作の部
農協から牛糞堆肥2tを購入しバラ配送してもらった
一番上の畑にブルーベリーを移植した 獣害対策フェンスの設置をした業者の社長の家のブルーベリー なにやら伐根しなければいけない事情があったようで植えさせてくれとのはなし 所有権がどうなるのかいい加減だが喜んで引き受けた |
ジャガイモの播種 「インカの目覚め」と「男爵」
黒マルチにはトウモロコシ
ズッキーニを二株植えた
一株は根切り虫にやられたが再生し遅くまで実をつけた
一番日当たりがよい所の2段を野菜畑とした アスパラ、長ネギ、トウモロコシ、ジャガイモ、トウガラシ各種、ズッキーニ、ナス、オクラ、 枝豆、サツマイモ、里芋、カボチャ、スイカ、キャベツ、落花生、赤ウリ 夏が過ぎて、白菜、大根を栽培した |
トマトとキュウリは家の庭先に植えた
陽当たりの悪い小さな田にセリとクレソンを育てている
セリは秋田からもらってきた三関セリ
ジャガイモの収穫 インカの目覚め |
8月お盆 収穫の喜び
赤ウリ 富士見、原で良く栽培される
見た目は悪いがみずみずしくて美味しい
元々赤毛瓜(アカモーウィ)という沖縄原産の瓜
それがなぜ標高1,000mの高冷地で栽培されるようになったかは不明だ
大豆約3a 蕎麦約3a を栽培
夏空 八ヶ岳 大豆と蕎麦 |
大豆の花(左)と蕎麦の花(右)
この程度の規模なだと蕎麦も大豆も収穫、乾燥、脱穀、、はすべて人力手作業になるので手間が大変
蕎麦は調整後玄蕎麦で17㎏を採った
大豆は脱穀を冬に持ち越しになっている
8月の頭に強い雷雨が降り百々川が増水 護岸が崩落してしまった 市建設課が年度内に修復工事やることになった |
(2)稲作の部
一番下の面にある通称「農会田」1反歩にあきたこまちを作った 20年草刈りだけの長期不耕作田 どのくらい地力があるか不明 稲を倒すと作業が大変になるので元肥も穂肥もいっさい施さなかった 果たしての収量は、、、 籾で370kg 玄米換算で300kg 5俵取りだった 食味のほうは米粒がやや小粒であるもののはぜ掛け天日乾燥ということもあり美味しいと好評 |
5月9日 代掻きを終えた田につがいの鴨がやってきた |
苗は購入 田植えは5月24日
出穂を確認 7月31日 |
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