以前よく2人で出掛けいたU田さんがほぼ2年ぶりに山スキーに復帰するということで、
谷川連峰の西のはずれ、タカマタギ(1,530m)を北西面の谷から登ってみることにした。
ここはもの凄くマイナーなところで誰とも会わないだろうし、陽射しの入りにくい北西面の斜面
であれば帰りも気持ちのいいパウダー滑走を楽しめるのではとも目論んだ。
自宅を04時に出て、三国峠越えで三俣の集落(630m)に07時に着いた。駐車スペースを探すのに
少し手間取り、結局17号から集落内へ入っていくところ路上が広くなっていてそこに停めた。
07時40分出発。水無川の脇、1mばかりの雪の壁の上でスキーを履き、ほぼ水無川に沿って
杉の人工林中を進んでいく。谷の幅が狭まってくると林道が認識でき、それを進む。ラッセルは
踝からブーツ丈くらいまで。ここは静かなのはいいが水無川沿いの単調なアプローチがやや長い。
そのうちU田さんが、ブーツの中で足が締め付けられて痛くてたまらない、、、という。
何度も緩めて履き直したりして時間を失う、、、
水無川の沢芯から離れて、タカマタギへの急登に入り250mばかり登ってぶなの古木で取った
一本でU田さんは今日はこれ以上は無理だと宣言。時間も13時近くになっていた。
ひと休みした後、ワシだけ100mばかりひと斜面登ってみた。そこからはぶなの梢のむこうに頂稜が
見えていてあと1時間といったところだった。
今日は立春。良く晴れて山に光がたっぷり満ちた一日だった。
そのせいか下る時は北西面でもパウダーは消えてしまっていた。
それでも、三俣の裏の水無川の谷にいたのは終日、カモシカとウサギとワシら2人だけ。
実に好日であった。
14時下降開始、途中ゆっくり休んだりして三俣集落戻り16時10分。
二居の「宿場の湯」で汗を流して帰った。
後日、U田氏の足が痛くてたまらなかった理由を知ったが、それはインナーの左右を反対に
履いていたからだったと連絡あり、、、 そりゃ当り前だ !!!
U田さん、久々のラッセル |
今日は立春 春の訪れが近いことを感じさせる光が満ち溢れている |
1,250 mあたり ぶなの古木で登高をおしまいとした
ワシだけあと100m登り余分に滑走してみた タカマタギの頂稜がそこに見えている |
帰路に見る対岸の神楽が峰、霧の塔あたり あちらは喧騒だろうがこちらは終日静寂だった |
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