今年のGWは家族の大きなイベントもあり、また山の雪消えも例年になく早く、
6シーズン振りに大きな山への遠征を計画しなかった。
それでも一山は登りたいと思い、お彼岸の連休に時間切れでピークに立てなかった乗鞍岳を
狙った。GWには麓から位ヶ原山荘まで春山バスが運行され(マイカーは入れず、これに乗るか
雪の消えたツアーコースを歩くしかない)2,350mまで運んでくれる。お天気さえよければ剣が峰の
ピークは楽勝なはず。週間天気をみて5月5日(木)に狙いを定めた。
実家から乗鞍高原に向かう。麓のお天気は上々なのだが上空に寒気が入っているのと
高気圧が日本の南岸に偏っていて高い稜線には雲が張りいていた。
登っているうちに取れないかな、、、と期待して位ヶ原山荘から登り出したが位ヶ原の上部は
ホワイトアウト。気温も低く、バーンはカリカリだった。ホワイトアウトの中をそれでもと肩の小屋まで
登って、強風の中、ダウンジャケットを着込んで30分くらい待機したがガスは晴れなかった。
諦めて位ヶ原山荘のバス停まで戻る途中、3時34分の最終バスの出発まで時間があるので
富士見沢を150mばかり登り返してささやかなザラメの滑走をちょこっと楽しんだ。
バスが出る頃になって皮肉なことにガスが晴れて秀麗な乗鞍岳が姿を現した。6時間から8時間
高気圧の張り出しが遅かったということだ。
今年はこれで板納めとした。
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