北海道に出張。札幌と十勝・帯広。
仕事を終えて、最後に長年念願だった坂本直行記念館を訪ねた。
坂本直行は開拓農民で山岳画家。
その絵は山登りが好きになった10代後半頃、山と渓谷や岳人のページを時々飾っていた。
生意気に山の文学誌の「アルプ」を愛読をした。そのアルプに随筆と絵が載っていた。
彼の書くナイフの刃のような鋭い稜線を切り出した日高の山並みの絵が大好きだった。
その油絵の原画のいくつか見れるのを期待していったが、原画の展示が少なくて
ちょっと肩透かし。でも六花亭というパトロネージュを得て六花の森(旧中札内美術村)という
美しく整備された公園の中に慎ましやかに置かれた直行さんの精神は十分に感じることができて
満足だった。
日高山脈の雄大な眺望を一目見たかったが、雲が多くて叶わなかった。
坂本直行記念館 展示物はすべて花の水彩画だった。 |
直行さんは「サイロ」という児童文学誌の装丁を長く続けた。 山の画風はこの表紙絵でうかがい知れる。 |
坂本直行の評伝の一行 |
北の大地をイメージさせる公園になっている。 この日は雲が多く日高の山並みはまったく望めず残念。 |
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