11月2日(金)
武蔵野美術大学で開催中の関野吉晴・WONDERSPACE展を見にいってきた。
もちろん交通手段は人力(自転車)にした。
片道約18km。
ルートは幹線道路、鉄道が多くあり、その信号、踏切、高架の通過が頻繁で2時間近い時間が
かかってしまった。
展示の中にあった関野さん自身による解説文で二つ印象の深かったものがある。
- 見えないものへの信仰はその人たちの肥大化する欲望を抑え善行に導いているように思う。
(グレートジャーニーで出会った人たちは)文明社会に住む人間が「もっともっと」と欲望を肥大
化していくのに対して「足るを知る」人達だ。
(現代文明下では)見えないものへの怖れ、敬いは薄れ、強欲になっている分、漠然とした不安
も大きくなっている。 *みえないものに向き合うより
- ヒトがアフリカを出て世界中に広がっていった原動力はなにだろうか。
最初は好奇心や向上心ではないかと思っていたが、実際は絶滅寸前の弱い人たちだと
考えるようになった。ヒトがアフリカを出た(最大の要因は)人口圧。人口が増えれば誰かが
出ていかなければならない。既得権をもった強い者はでていかないだろう。弱い者が出ていく。
本当に弱い者は新しい環境に適応できずに滅んでいった。しかし、フロンティアに出ていって
パイオニアとして新しい文化を作ったものこそがそこを「住めば都」にした。
人類の移動、拡散はの歴史はその繰り返しだったのではないかと思う。
*交わり広がるより
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