開高健のファンである。
89年暮に開高健が亡くなった時、開高が好んで足を運んでいた越前海岸の料理旅館「こばせ」のご主人が3000本の冬水仙を摘んでライトバンに積み、鎌倉での葬儀に駆け付けた。その事をご主人、長谷氏が追悼集「悠々として急げ」に書いていて、是非とも一度行ってみたいと長年の思ってきた。
「こばせ」は旨いものを食いたいという開高にセイコガニ(ズワイの雌)の卵、味噌、肉をご飯に載せたものを供し、開高は平らげた。それが今”開高丼”として残っている。
セイコガニは年明け以降、禁漁になってしまうので年内に行くしかない。
予約も取れたので、片道600kⅿのただカニを食いにいく旅に出た。
往路 圏央道・東名・新東名・名神・北陸道 途中遠州井伊谷に立ち寄って越前海岸まで612.7km |
復路 北陸道・上信越道 601.3km |
寒波が来て日本海は大荒れ |
”開高丼” たっぷりのセイコガニの卵、みそ、肉をご飯に乗せる |
越前岬の水仙 日本海から吹き付ける寒風の中で咲く まだ花は咲き始め |
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