12月6日(金)
9時40分にIJ診療所に行くことになっている。
朝起きてラジオ体操後、事前に指示があった下剤の座薬を2本挿入。
強い排泄感があってガスは出たが排便はなかった。その後抗生物質を一錠飲む。
朝食は抜く。
9時半ちょっと過ぎに診療所に到着。受付で手術と麻酔に関する承諾書を出した後、
さっそくロッカールームで手術着に着替え。スッポンポンで尻の割れた紙パンツをはき、
長めの上っ張りを羽織る。
待合室で暫らく待っていると声が掛り手術室へ。時計を見ると9時50分だった。
金曜日が集中手術日で何人も患者がいるはずだが、その姿が見えず交差しないのは、
20分置きくらいに処置をずらして流れをコントロールしているからなのか、、、
正確に流れ作業的に処置が進んでいくのだろう。
手術室は広くなかった。手術台に腰かけて、右の中指に電極のようなものが着けられ、
左手手首の親指延長線上の静脈に点滴のジョイントがセットされた後、
手術台にうつ伏せになった。
「これから手術を始めます。次に気がついた時は別室にいて終っていますから。
きちんと処置しますからご安心ください。」と声が掛り、点滴が始まった感覚がして
次の瞬間にはもう意識がなかった。
気がつくと別の処置室で寝ていた。初めての全身麻酔からの意識回復。
なんだかものすごく熟睡をした感じがした。
しばらくすると、主治医がやってきて、「大丈夫ですか、きちんと処置できましたよ。
後ほど詳しく説明します。」と声を掛けて去った。
、
看護士が入ってきて沈痛剤と抗生物質と胃薬を渡され服用。
もう1時間くらいは横になっていてくださいとのこと。時間を聞くと10時45分だった。
今日は何人くらいの手術があったのかを聞くと10人とのことだった。
イージーリスニングの音楽が流れていて、それを聞きながら横になっている。
施術した部位にはガーゼが当たっていて、リハビリパンツが履かされていた。
少しウトウトしたりして小一時間が過ぎた。帰宅後の過ごし方等の説明があり、
最後に主治医の部屋に移動し、主治医が直接今日の処置の内容の説明をした。
どんな施術をしたかの絵が渡された。シャーレ―の中には切り取った内痔核が
並べてあった。褐変した皮膚のようであまりボリュームを感じなかった。
「内痔核を切除して、2か所で縫合をしました。また注射も併用しました。
また切れ痔を何回も起しているので肛門壁が固くなり肛門狭窄がみられたので
その処置もしておきました。」と。
更衣室で着替え、手術の会計をクレジットカードでして12時過ぎには帰宅の途に就いた。
地下鉄と電車で1時間。痛み止めが効いているのか施術部分は特に痛んだリはしない。
問題なく帰宅。
食事は普通に摂ってよいとのこと。できるなら明日のチェックまでの排便は我慢した方がいい
とのこと。あまり沢山食べないほうがいいかと、ふぐ雑炊を食べて、布団に横になった。
午後5時過ぎ、聞いていたことだが主治医から経過伺いの電話が入った。
直接説明、直接執刀、直接ケアが貫かれていて悪い気はしない。
この日の入浴は禁止。
夜は普通に食事。鮭のクリームシチューを腹8分で食べて、早めに横になっていたら
寝てしまった。
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手渡された手術記録
メインの術式は結紮切除半閉鎖術
2か所に注射(ジオン注)
LSISが肛門狭窄への処置 |
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診療所の待合室
照明を落とし静かに音楽が流れている |