2013年2月5日火曜日

尾瀬・荷鞍山へ美しい登行ラインを引いた

 2月3日(日)

尾瀬の前山にあたる荷鞍山にスキーで登った。
パートナーはいつものさん。
 
スキーの楽しみは滑降のみに非ず。
雪がないと行けないところに自在にルートを描く楽しみもある。

去年2月に大行山に登った時、東の方向に樹木の覆われているがきれいな双耳峰の荷鞍山が
見え、登ってみたい思った。 

記録も薄く、地図を見ながらルートの目星をつけた。

スノーパーク尾瀬戸倉の駐車場(1,150m)に車を停め、7時半に富士見峠への林道を歩きだす。
土曜日に暖気が入り、すっかり雪が締まってラッセルはほとんどない。
朝のうちは風が強く、小雪も舞い、寒々としていたが、昼近くからは良く晴れ上がって登山日和と
なって気持ちがいい。
田代平0945。ここから登山道から東に離れ、冬路沢をスノーブリッジを使って渡り、硫黄沢に入り、
硫黄沢、丸山沢を分けている尾根を明瞭な鞍部から丸山沢へ乗越す。ここで1145
あと頂上まで標高差で300m強。1330までには頂上に着きたい。
丸山沢源頭を頂上北側の鞍部まで登りあげ、ちょっと藪が煩い稜線を最後は東側に回り込む形で1335
荷鞍山(2,024m)に立った。 

ささやかなプレートがある頂上からは木々の合間から皇海、日光白根、燧、至仏、武尊の山々が
見渡せた。「なべて山頂に憩いあり」

1410、さて下りることにしよう。
暖気の入りで緩んだ雪がクラストした状態で軽快にターンできる状態ではない。
安全運転に徹して滑った。
冬路沢を渡り返すところ(1500)からはちょっとだがシールを付けて登り返し。
日が陰って凍り、取り回し難い林道滑りに足を棒のようにして、1640、無事車に戻った。 

大斜面こそないが、人知れない谷や斜面を繋げるナチュラルなラインを引けて
充実したスキー登山になった。

武尊の麓の花咲の湯で暖まり、前橋まで40kmの渋滞に揉まれ、帰宅は22時近くになってしまった。

 
 

尾瀬富士見下から荷鞍山へのルート ↓
 
冬の尾瀬への道 カツラの巨木 ↓
























荷鞍山が見えた(正面奥)。 手前の鞍部を越えて左稜線から頂上へ登る。 ↓




 

 
 
 
 
 
 
 
 
 丸山沢へ乗り越すコルへ ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
あと300m強 ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

地味な頂上である。 ↓
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 


燧ケ岳 ↓



 

 
 
 
 
 
 
 
 
 

アヤメ平方面 至仏は雲の中 ↓


 

 

 

 

 

 

 

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