GW、今年も蓮華温泉をベースに春山スキーを楽しんできました。
いつものUさんとのペアにUさんのお嬢さん、Sちゃん(元国体スキー選手)が加わった。
5月2日(水)
栂池スキー場ゴンドラ下駐車場に09:00集合
ゴンドラ、ロープーウエーを使って栂池自然園(1850m)まで登る。
かなり発達した低気圧が接近中で天候悪化の予報。お客さんはほとんどいない。
ガスと小雨の中を天狗原(2204m)まで2時間のハイクアップ。
祠にお参りしてシールを外していると夏毛に変わり始めた雷鳥がご挨拶にきた。
蓮華温泉へは天狗原の北の端から振子沢に下りるが、迷いやすいところで有名。
十分気を付けていたつもりだったが、雨に濡れてよく滑るザラメに気持ち良く滑って行くと
沢の形状がどうも振子沢と違う。GPSで確認すると東隣りの唐松沢の1900m下まで降りてしまった
ことが判明。振子沢と唐松沢を分ける風吹大池への尾根の2000m地点まで登り返して振子沢に戻った。
天気が悪化していく中でヤバイ、ヤバイ! 視界が効くときは何にも問題ないが、ガスの中で祠から北に
向かっていたつもりが北東にずれてしまっていたようだ。北に進むというよりむしろ北西に進む位の意識
の方が良さそうだ。
その後は順調に下降し、蓮華温泉(1470m)に15:00前に到着。雨がだいぶ強くなっていた。
蓮華温泉は荒天のせいでお客さんは僕らを入れて3パーティーくらいでガラ空き。
夜は風雨強く、山が唸った。
5月3日(木)
五輪山(2253m)の予定だった。
朝起きると五輪山、朝日岳とも山頂まで見えているのに、風も雨も強い。
僕らの足では五輪山は往復10時間コース。これでは2時間もしないうちにパンツまで濡れそうなので五
輪山は諦め、しばらく様子をみることにした。9時近くなり風が止み、雨も弱くなった。
それではと、風吹大池方面に小ハイクに行くことにして10時前に出発。木地谷方面への林道を下る。
お天気は急速に回復、GW日和になった。GWに入ってからの高温と昨日来の雨で雪解けが進んでいる。
長い林道歩きの後、角小屋峠への尾根に上がると 既に13:00近く、
目的地をヤッホー平の上の1799mピークに変更。
このピーク、白馬の北側に広がる谷の展望台としてなかなか良い場所で大展望を楽しむことができた。
帰りは、栂平までの300mの滑降を楽しみ、また長い林道を歩いて16:00前に宿に戻った。
5月4日(金)
前夜聞いた新潟地方の天気予報は良くない予報だったが、雲は多いもののまずまずのお天気。
今日は単に栂池に帰るのではなく親沢源頭を滑りその後若栗ノ頭から黒沢川へ滑り込む計画だったが、
急激に雪が消えてしまい黒沢川が下れなくなった。それでも親沢源頭だけは滑ってみたい。
07:00に出て振子沢を登り返す。ゆっくり登って天狗原、11:00。
今日はヘリスキーが運航している。天狗原の北側に設置されたぺリポートの横を通過する時、
地上の作業員が「よし、今日は100人!」と叫んでいた。
初日のルートミスの原因となった曖昧な地形を良く観察しつつ、親沢のコル(2100m)に移動。
時折ヘリが低空で上昇してくる親沢に飛び込んだ。黄砂で汚れたストップスノーにスキーが
引っ掛かるものの他に誰もいない親沢源頭を滑るのは気持ちが良かった。
1800mまで滑って鵯尾根へトラバース、1920m地点に120m程登り返して栂の森への林道に滑り込ん
だ。
すっかり雪の消えた栂池スキー場をゴンドラで下りて今年の蓮華温泉ツアーも14:00過ぎ、無事終了。
この夜はUさん家の定宿の民宿でビールと山菜三昧。
3日間麓で留守番をしたSちゃんの旦那が岩魚の燻製を作って待っていてくれた。
すっかり早起きの癖がついた僕らも翌朝、朝飯前に集落の中の川で竿を振ると3匹釣れた。
さっそく朝食のおかずで食べた。小谷村は贅沢な村だ!
同行のUさんから、、「今回の登りは後ろから見ていて歩幅(スキーのスライドの幅)が以前より大きくなったね。」と
言われた。少しは登る力が付いてきたのかもしれない。山での登り、滑りとも下肢に違和感は感じなかった。
でも山を降りると骨盤の中の方が凝っている感じが強く、右膝の内側に痛みがあり軽くビッコをひいてしまう。
変なもんだ…。